2019年10月18日金曜日

【感想】『学校の「当たり前」をやめた。』を読んで

この本を一言でまとめるならば、「目的意識を持って行動を続けてください」です。この本は、学校が目的意識を持たず、手段にこだわっているということを指摘しています。この本を読んだ印象は、目的を明確にして自分が行っている行動は目的に沿ったものであるかを考えながら行動すべきであると主張しているように思いました。目的意識を持つことを軸とし、他者との議論を含むコミュニケーションをより深く多くすることで自分で考える人間を育てるという著者の強い意志に共感できました。私の小学校時代は、いじめが吹き荒れるクラスであり、いつ自分が標的となってもおかしくない状況にありました。正直なところいじめ自体は人間的な視点で見ると悪いことですが、自然界の摂理のように思います。メダカでもいじめが発生するぐらいなのですから。問題は、先生の対応です。いじめはだめだと教えますが、なぜいじめたのかということを考えさせず一方的に叱り飛ばすということを目の当たりにしてきました。小学生の頭でも理屈は理解できます。いじめた側の言い分や他の生徒の言い分を聞いて話し合って議論すべきだと思います。このような経験から私は先生をいじめ問題で信じることはできませんでした。少し話はそれましたが、この本では、生徒本人ではない問題から発生する問題など学校の課題ではない課題も学校の先生の課題として取り上げられる今日に関して記述されております。目的に沿って、学校の先生の責任範囲を明確にし、することしないことを明確にし行動することの重要性を説いています。しないことは学校外の方に協力していただくということも記述されております。私はこの本を読んで、私の学校の先生の行動が先生自身の目的に沿っていないことを再確認できました。また、自分に置き換えると、目的意識を持たないと無駄な仕事に資源を取られ、周りの人に迷惑をかけるということを勉強させられました。

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