2020年9月6日日曜日

【感想】『ホモ・デウス(下)』を読んで

 

 本書は、人間の上位となる存在「ホモ・デウス」について議論されております。


 上巻から、現在の状況を述べ、


 人間の行動は、生化学的な振る舞いで決定されてしまうことが述べられております。


 生化学的な振る舞いを、制御できれば喜怒哀楽、幸福などが手に入るだろうと


 推測されます。


 私自身は、うつ病で、セロトニンを増やす薬を飲んでいますが、


 幸せが、自己負担額1日、60円で買えると思うと、安いです。


 そう…


 幸せは、60円で買える


  これが、私が本書を通して気づいたことです。



 脳の物質を操作すれば、幸せになります。


 幸せは、脳で作り出されます。


 その脳は、生化学的に活動しています。


 幸せだと、感じることは、生化学的な振る舞いによって引き起こされた反応です。


 幸せを感じるために生きるような気がしていたが、


 生きる意味を考えると、もしかして…


 生きることに意味はない。

 たとえあったとしても、

 脳の生化学的な振る舞いによって

 そのように感じているだけである。



  本書を読む前、読んだ後の人生の結論は変わりませんでした…。


 「生きることに意味はない」という持論をより強化した感じがします…。


 ご覧いただき誠にありがとうございました。


 読んでいただいた皆様が、幸せになりますように…。



 本書の購入先(Amazon)を下記に示します。


 https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9B%E3%83%A2%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%A6%E3%82%B9-%E4%B8%8B-%E3%83%86%E3%82%AF%E3%83%8E%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%81%A8%E3%82%B5%E3%83%94%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%9C%AA%E6%9D%A5-%E3%83%9B%E3%83%A2%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%A6%E3%82%B9-%E3%83%86%E3%82%AF%E3%83%8E%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%81%A8%E3%82%B5%E3%83%94%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%9C%AA%E6%9D%A5-%E3%83%A6%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%8E%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%A9%E3%83%AA-ebook/dp/B07GGKQFTL/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=1DP2G2VLRVCB5&dchild=1&keywords=%E3%83%9B%E3%83%A2%E3%83%87%E3%82%A6%E3%82%B9%E4%B8%8B&qid=1599391561&sprefix=%E3%83%9B%E3%83%A2%E3%83%87%E3%82%A6%E3%82%B9%2Caps%2C268&sr=8-1



2020年7月30日木曜日

【Virtual Box】NtCreateFile(\Device\VBoxDrvStub) failed: 0xc000000034

Virtual BoxでUbuntuが起動できなくなった。
エラーメッセージは下記のとおり。

NtCreateFile(\Device\VBoxDrvStub) failed: 0xc000000034
STATUS_OBJECT_NAME_NOT_FOUND (0 retries)

Driver is probably stuck stopping/starting. Try 'sc.exe query vboxdrv' to get more information about its state. Rebooting may actually help. (rc=-101)

参照元
https://forums.virtualbox.org/viewtopic.php?t=66442


1.C:\Program Files\Oracle\VirtualBox\drivers\vboxdrv
2.「VBoxDrv.inf」を右クリックで「インストール」を押下
3.コマンドプロンプトで、「sc start vboxdrv」を実行
4.下記が表示されれば成功
SERVICE_NAME: vboxdrv
        TYPE               : 1  KERNEL_DRIVER
        STATE              : 4  RUNNING
                                (STOPPABLE, NOT_PAUSABLE, IGNORES_SHUTDOWN)
        WIN32_EXIT_CODE    : 0  (0x0)
        SERVICE_EXIT_CODE  : 0  (0x0)
        CHECKPOINT         : 0x0
        WAIT_HINT          : 0x0
        PID                : 0
        FLAGS              :

5.Virtual BoxでUbuntuを起動すると起動できた。

2020年7月26日日曜日

【感想】『ホモ・デウス(上)』を読んで


 本書は上巻・下巻で構成されております。

人類の未来に起こりうることを、『サピエンス全史』と同様な観点から

考察されております。

本書の著者は、『サピエンス全史』を著した、ユヴァル・ノア・ハラリ氏です。

本書も、感想を述べることが難しいほど、濃い内容なので、ぜひお読みください。


本書の購入先(Amazon)を下記に示します。

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9B%E3%83%A2%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%A6%E3%82%B9-%E4%B8%8A-%E3%83%86%E3%82%AF%E3%83%8E%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%81%A8%E3%82%B5%E3%83%94%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%9C%AA%E6%9D%A5-%E3%83%9B%E3%83%A2%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%A6%E3%82%B9-%E3%83%86%E3%82%AF%E3%83%8E%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%81%A8%E3%82%B5%E3%83%94%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%9C%AA%E6%9D%A5-%E3%83%A6%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%8E%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%A9%E3%83%AA-ebook/dp/B07GGFY1JH/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E3%83%9B%E3%83%A2%E3%83%87%E3%82%A6%E3%82%B9&qid=1595750446&sr=8-1

【感想】『サピエンス全史(下)』を読んで


 上巻と同様に、本書は内容が濃すぎるため、私は、感想を述べることが難しいです。

 実際に、本書を手に取り、お読みになられたほうが良いかと思います。

著者は、鬱病なのではないかと思うほど、この宇宙の現象を冷徹に見ているように

感じました。私は、鬱病患者として、そのような著者の考えに惹かれました。



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【感想】『サピエンス全史(上)』を読んで

本書は、上巻・下巻で構成されています。

まず、上巻に関して私の感想を述べさせてください。

本書は、人類が生存できた要因は、「虚構」にあると説いております。

私が、鬱病になって、この世は幻であり、実体が無い世界だと思ってきました。

本書は、それに対して著者の専門である歴史学という観点から議論しております。

しかし、歴史学の観点だけではなく、哲学、宗教学、物理学、生物学の観点に対しても着目しております。

批判的に読んでいたのですが、ぐうの音も出ないほど説かれており、一時期、私は会社にいけなくなるほど鬱病が再発してしまいました。

私自身が、鬱病を患ってから考えてきたことを、様々な分野を通して多角的に説かれた点で、余計に私の中の虚無主義が強化されました。


「生きる意味は、無い。」


という結論を強化するようでした。


本書(上巻)は、人類と他の霊長類の比較から始まり、認知革命、農業革命、人類の統一へという流れになっております。

個人的には、人類と他の霊長類の比較を通した考察が一番興味深かったです。

「人類」は、他の動物と同じだということに気付かされます。

世の中には、あたかも「人類」が特別であるような風潮がございます。

本当にそうなのでしょうか。

私が、鬱病を患ってから、犬や猫、豚の行動を観察するにつれて、

彼らは、食欲、睡眠欲、性欲を満たそうとしているだけのように思えてきました。

人間も根本は同じですが、この三大欲求に加え、承認欲求が付加されました。

承認欲求は厄介です。実体が無いのですから…。

鬱病を患うと、今までの抱えていた承認欲求の辛さが10分の1ぐらいまで小さくなりました。

承認欲求が幻であると気づき、しがみつくこともほとんど無くなりました。

(0ではありませんが…。0にするとフル○ンで外を歩いても平気な状態です。)

周りのマウント大会でも、ゴリラのマウンティングと同じです。

怒られても、ゴリラのドラミングと同じです。

いずれにせよ威嚇行為です。不満の表現です。

実体はありません。

三大欲求を満たしていれば十分なのではないかと思います。

本書で心に留まった点を1, 2に示します。


1.贅沢品は必需品となり、新たな義務を生じさせる。

  電子メールは、1990年代では、贅沢な通信手段でした。

  ところが、現在は、電子メールに追われる生活があります。

  いくら便利なものを発明しても、疲弊する現実が横たわっています。

  ここで大事なのは、「アホのふりをする」です。

  老子の言葉の中に、役に立たないものは、生き延びるという言葉があります。

  有用な木は、切られて使われてしまいますが、

  凸凹で使えない木は、生き続けます。

  便利な道具で、1時間の仕事が10分に短縮できたら、

  仕事を多くして忙しくすることなく、

  50分を自分の余暇に当てれば良いと思います。

  私は、これを実践し、1日で終わる仕事を、

  3日かかることにして、2日分休んでました。

  自分を追い込んではいけません。

  時間的な余裕がなくなり、心の余裕を失い、

  幸福度が下がります。


2.脱出不能の監獄


…と書いてきましたが、本書はあまりにも内容が濃く、私にとってこれ以上感想を述べることは難しいです。本書を持ち、読むことが大事であると思います。


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2020年7月5日日曜日

【感想】『1%の努力』を読んで

本書は、できるだけ努力せず、幸福度を人生において最大化することを目的とした本です。

アリストテレスの考え方(問答法)や老子の無為自然の考え方を実践的な行動で具体化されております。

心に響いた言葉を1~6に示します。


1.「人間の努力はほぼ無意味だ。」という結論から考え、行動する。

2.前提を疑う。

3.プライドを守るのが強者の論理なら、権利を守るのが弱者の論理である。

  自分の住んでいる地域の、社会資源をフル活用する。
  例えば、制度や法律を調査し、使えるものは使う。(生活保護、支援金など)

4.「それは修復可能か。」

  例えば、徹夜つづきでうつ病になり、脳の神経回路が二度と
  正常に戻らないなら不幸とする。
  修復、回復可能であるように行動する。例えば、睡眠を十分にとるなど。
  また、後に経験または手に入れられるものであれば、
  自分の人生の幸せ(私の場合は、人間の3大欲求:食欲、睡眠欲、性欲)を
  踏まえると、優先度が低いものは、今は、とらないとする。(後回しにする。)

5.「これ、高校生でもできるんじゃない。」

  仕事をしていて思うことは、マニュアルがあれば、
  大卒でなくてもできるとが約8割だと思います。
  つまり、「大卒」というプライドを持つことは、ナンセンスだと思います。
  私は、院卒(修士)ですが、やはり、自分が高校生であってもできる仕事が
  約8割だと思います。
  
  
  
6.自分は先輩に歯向かえるか。

  私の生育環境、部活がバドミントンであることから、難しいことだと思います。
  しかし、我が国のような島国であれば、権威主義のほうが生きるのにうまくいく
  事が多い気がします。島国の限られた資源を分配する権利を持つことは、
  権力であるので、それに従ったほうが楽だと思います。
  大陸は、そうではないそうです。権威主義的な傾向はないそうです。
  著者も無理に、権威に歯向かう必要はないと言っています。
  


著者は、プロニートのPha氏と似た考え方だと思います。インターネットによって、

人生を謳歌しているように思われます。


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2020年6月8日月曜日

【感想】『持たない幸福論』を読んで

 本書は、自分の価値観を大切にしながらその他の価値観を持たないということを説いた本です。

 ここでは、示せませんが、頑張るときと休むときのモデルが示されております。

 頑張るときは頑張り、疲れたときは休む。休んで頑張る時が来たら頑張る。その繰り返しです。

 「生きる」ということについても著者の考えが示されております。

 ネタバレになってしまいますが、生きることにおいて大事なことは、


 1.一人で孤立せずに社会や他人との繋がりを持ち続けること

 2.自分が何を好きか、何をしているときに一番充実や幸せを感じられるかをちゃんと把握すること


 だそうです。


 また、生きるのが苦しくなったときは、世間の価値観や周りの意見にとらわれずに

 「自分が何が好きか」

 という感覚をしっかり持つことが大事だそうです。

 私としては、鬱病を患い、また1ヶ月前から再発してしまいましたが、これは、そのとおりだと思います。

 しかし、鬱病になると、元気な頃より10分の1以下の楽しさでしか感じられません。

 かろうじて、好きなことがあったとしても楽しい気分は最大で3時間しか保てません。

 マッチ売りの少女のようにマッチをすって、刹那的な楽しさを感じる方法しか残されておりません。

 正直なところ、「自分が何が好きか」という感覚は、元気な人の感覚だと思います。

 鬱病になると、「自分が何が好きか」ということがどうでもよくなります。

 安らかな「死」を希求する人間になってしまいます。

 本書は、個人的には好きですが、鬱病の方には(鬱病でなくても)、「自分が何が好きか」ということに思い悩まないことを勧めます。


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2020年6月7日日曜日

【感想】『ニートの歩き方』を読んで

 本書は、ニート向けだけでなく、社会で生きづらさを抱える方に向けた本です。
 
 著者は、生ける老子です。
 
 自分にとって何が幸せなのかということを考え抜いた、著者のライフスタイルが描かれております。
 
 「幸せ」が何かを考え、自分の基準を持つことで、世の中の誘惑や欲に溺れない生き方が見受けられます。
 
 ほぼ老子と同じことを言っているように思えましたが、本の『老子』では、具体的な生活の術が書かれておりませんでした。
 
 本書は、老子の考え方を基にしているわけではありませんが、似ている考え方で、具体的な生活の術や考え方が描かれております。
 
 例えば、
 
 1.必要な生活費を無理せず稼ぐ。(アルバイトなど)
 2.シェアハウスに住む。
 3.パソコンは中古で1,2万円で購入し、無料のOSであるLinux(Ubuntu, Xubuntu, Debianなど)をインストールする。
 4.フリーWiFiを活用する。
 など…
 
 本書でも書かれていることですが、年収100万円ほどでも生きてはいけます。
 
 自分の欲を見つめ直し、本当に自分にとって重要なことは何かを考えることが必要です。
 
 本当に必要なことがあれば、無理せず生きることを選んだほうが、気が楽になります。
 
 本書は、著者が読んできた歴史や哲学、自然科学の本の考え方を基に自論が展開されております。
 
 
 「普通」とは。
 
 
 「普通」にみんな苦しめられてはいませんか。「普通」とは何でしょうか。
 
 私にとって、「普通」は、「幻」です。
 
 「普通」に実体はありません。
 
 虚構です。
 
 少なくとも私の周りの人で「普通は…」と話す人が散見されます。
 
 このような考え方は、生きる選択肢を潰してしまい、人生を詰まらせてしまいます。
 
 この「普通」で幸せな方は、良いのですが、少なくとも私は、「普通」に苦しめられました。
 
 冒頭にも書きましたが、ニートの方を含め、社会で生きづらさを抱える方に本書を贈ります。
 
 
本書の購入先(Amazon)を下記に示します。
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2020年5月9日土曜日

【感想】『ケーキの切れない非行少年たち』を読んで


本書は、反省以前の課題を抱える少年たちの実情が描かれております。

「反省」をするにしても何を反省するのかがわかる能力を持ち合わせていない。




知的障害を持つ少年が少年院には、社会のあぶれ者として送られてくる。




読んでいて、「やっぱり、そうだったのか…。」と思うと同時に、少年院の教育が全てとは言えませんが、少年にふさわしいものでないと感じました。

衝撃的だったのは、知的障害の基準が、1970年代に定義されたことです。

1950年代の一時期は、IQが、85未満だと知的障害とされておりました。しかし、1970年代以降、「知的障害は、IQが70未満」であると定義されました。

「境界知能」と言われるIQが70~84の方は、様々なSOSを発信しながら生きづらさを抱える状態です。

小学校のクラスで下から5人程度の成績を持つ方は、1950年代の一時期の定義であれば、知的障害です。

周りから心無い言葉をかけられることがあり、いじめにも遭う経験をしている方が少年院に見受けられるそうです。

生きづらさを抱えている場合、自分の環境がそのように思わせていると思います。

自分もまた、その環境と本能的に比較して、落ち込んでいるのです。

「自分」が正しいと思い、「自分」の考えがあたかも、「普遍の真理」であると思いこむ(学校教師に多いような気が…)人によって、抑圧される人は多いと思います。

私も、考えを本ブログで述べておりますが、自分が「普遍の真理」ではなく、「一つのアプリ」だと考えております。

皆さんの考え方も「アプリ」です。

画面上にアプリのアイコンが配置され「スクロール」できるのです。

知的障害、境界知能をお持ちの方は、柔軟な思考(物事を多角的に見ること)ができず、一つの考え方(この考えしかない!)と考える傾向があると言われております。

私は、「できないことは考えない」というスタンスに変えていましたが、「できないことを考える」とすれば、試行錯誤して研究する必要があります。

知的障害、境界知能をお持ちの方への支援は、周りの方が「できないことを考える」とすれば、精神医学の観点から研究段階だと思われます。

残念ながら、「普遍の真理」、「宇宙の法則」、「絶対に治る薬」は、現在の人類には持ち合わせておりません。

試行錯誤して、研究する必要があると感じました。


本書の購入先(Amazon)を下記に示します。



https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%81%AE%E5%88%87%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E9%9D%9E%E8%A1%8C%E5%B0%91%E5%B9%B4%E3%81%9F%E3%81%A1%EF%BC%88%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%B0%E6%9B%B8%EF%BC%89-%E5%AE%AE%E5%8F%A3%E5%B9%B8%E6%B2%BB-ebook/dp/B07V2397JY/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=276GW8V72P3GD&dchild=1&keywords=%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%81%AE%E5%88%87%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E9%9D%9E%E8%A1%8C%E5%B0%91%E5%B9%B4%E3%81%9F%E3%81%A1&qid=1588990891&sprefix=%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%81%AE%E5%88%87%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E9%9D%9E%E8%A1%8C%E5%B0%91%E5%B9%B4%2Caps%2C258&sr=8-1

2020年5月3日日曜日

【感想】『図解即戦力 Amazon Web Servicesのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書』を読んで


 本書は、「"AWS" とは何か。」と思われている方へ向けた本です。


 AWS(Amazon Web Services)は、Amazon社が提供するクラウドサービスです。


 本書は、AWSの用語を学習したい方におすすめします。


 本書の特徴として、図を用いて、用語の定義が示されております。


 AWSについてスタート地点から出発するための本だと思っていただいて構いません。


 実は、AWSの用語は、AWSのページで確認できますが、カタカナ語が多く、定義もわかりづらいため、本書はかなり役立ちました。


 本書があれば、AWSのマネジメントコンソール(AWSを操作する画面)の用語は、おおよそ理解できます。


 より専門的な用語や技術に関する知識がほしいという方は、別の書籍を参照されることをおすすめします。


 あくまで、本書はAWSについて何も知らない方を対象としています。


 本書の購入先(Amazon)を下記に示します。

https://www.amazon.co.jp/%E5%9B%B3%E8%A7%A3%E5%8D%B3%E6%88%A6%E5%8A%9B-Amazon-Web-Services%E3%81%AE%E3%81%97%E3%81%8F%E3%81%BF%E3%81%A8%E6%8A%80%E8%A1%93%E3%81%8C%E3%81%93%E3%82%8C1%E5%86%8A%E3%81%A7%E3%81%97%E3%81%A3%E3%81%8B%E3%82%8A%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B%E6%95%99%E7%A7%91%E6%9B%B8-%E5%B0%8F%E7%AC%A0%E5%8E%9F/dp/4297108895/ref=tmm_pap_swatch_0?_encoding=UTF8&qid=1588499011&sr=8-1

【感想】『ニッポン制服百年史』を読んで


 本書は、「制服」というものが日本でどのように普及したのかを紐解いていきます。


 時代は明治時代から現代までのお話になります。


 私としては、本書は、ただ楽しんで興味本位で購入したものなので、熱く語ることはしません。


 ご了承ください。


 さて、本書に関してですが、私のような地方出身の人間からすると、東京の女子校の様子が垣間見えます。


 どの学校が、お嬢様学校で、どの学校が制服により、ブランド力を上げたのかも解説されております。


 私としては、戦後の制服の動向が、生々しく書かれており、学校と生徒、親御さんの意見を取り入れた流れが興味深いと感じております。


 私の学生時代(中学・高校の中高一貫時代)は、制服の着崩しが流行っており、腰パンやミニスカが流行っていた印象(興味なかったので古い言い回し)がありました。


 もうすでに、東京ではこのような流行は廃れており、私の地元では頑なに自分のスタイルとして制服をあたかも流行っているように振る舞う人が散見されました。


 正直な感想として、見ていて痛々しいと感じていました。


 私たちは「21世紀」の人間なのに…。


 20世紀のファッションでイキっていた人は、見ていて辛いです。


 「個性」であればよいのですが、「流行」を意識しているようでなお辛いです。


 時代を風靡した「ルーズソックス」、「ヤマンバギャル」、「ガングロ」など起源や歴史が書かれております。


 一体あの現象は何だったのか、と感じている方は、本書をおすすめします。


 本書の購入先(Amazon)のリンクを下記に示します。

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%8B%E3%83%83%E3%83%9D%E3%83%B3%E5%88%B6%E6%9C%8D%E7%99%BE%E5%B9%B4%E5%8F%B2-%E5%A5%B3%E5%AD%A6%E7%94%9F%E6%9C%8D%E3%81%8C%E3%83%9D%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%9F-%E3%82%89%E3%82%93%E3%81%B7%E3%81%AE%E6%9C%AC-%E6%A3%AE%E4%BC%B8%E4%B9%8B/dp/4309750362/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E3%83%8B%E3%83%83%E3%83%9D%E3%83%B3%E5%88%B6%E6%9C%8D&qid=1588498883&sr=8-1

【感想】『ドイツ人はなぜ、1年に150日休んでも仕事が回るのか』を読んで


 本書は、ドイツの労働生産性が日本より1.5倍であることを示しており、ドイツの労働の仕組みに関して説明しております。
 
 
 ドイツでは、有給を部下に取らせない管理職は、罰則があり、残業をするのは無能な労働者のやることだという意識です。
 
 
 日本も、働き方改革によりドイツに近づいてきているように思われますが、まだまだ中小企業では、取り組みが難しいと、働いていて伺う機会が多々あります。
 
 
 私が働いております会社は、ドイツのような意識の持ち方に近い気がします。残業時間が長いことは「恥」だという意識が強い会社です。
 
 
 もちろん、ドイツでも労働問題はあります。私の会社と同様に、ノルマが年々高くなり、しかも単位時間当たりの仕事量(=仕事率)を高めるように責められています。
 
 
 ドイツは、可処分所得(手取り)が税金や社会保障により、日本より低いです。ドイツ人は、作者の感覚ですが、質の高いサービスより、価格の安さを重視する傾向があります。
 
 
 ドイツのサービスは、日本よりも悪く、愛想もないようです。
 
 
 労働者にとって、日本よりストレスを溜め込まないような社会だと思われますが、消費者にとっては多少不自由がある社会のようです。
 
 
 私は、日本のサービスは素晴らしいと思います。しかし、皆が高いサービスを湯水のように提供するのは、精神衛生上、健康上良くないと思います。
 
 
 日本は、ドイツより人口が多く、人口密度も高いです。
 
 
 つまり、競争がドイツより日本のほうが激しいのです。
 
 
 日本は、サービスは「タダ」という経営者の認識により、労働者の余剰価値を搾りとり競争を勝ち抜く仕組みだと考えております。
 
 
 一刻も早くそのような認識を無くすことはできませんが、少しずつ徐々に、小さくしていければよいと考えております。
 
 
 本書は、日本とドイツの良いところを抽出して、労働に関しての具体的な提案が示されております。
 
 
 私の中で一番心に響いたのは、1-4です。
 
 
 1.どんなに忙しくても、労働時間は10時間まで。
 
 
 2.どんなに忙しくても、1週間に1度は、早く退社して、仕事とは全く別の活動を行う。
 
 
 3.報告書は、A41枚まで。
 
 
 4.打ち合わせ、会議は1時間まで。
 
 
 コロナウイルスで、不況になると言われておりますが、どんなに仕事が忙しくても、健康を失ってしまっては取り返しのつかない事態に陥ります。
 
 
 私は、うつ病を患った経験があるため、本書はかなり自分の中で言い聞かせるように読んでおりました。
 
 
 厳しい時代になりますが、皆様の健康を祈って、私から本書の感想を贈ります。
 
 
 
 本書は、下記のURL(Amazon)で購入できます。

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E4%BA%BA%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%80%81%EF%BC%91%E5%B9%B4%E3%81%AB150%E6%97%A5%E4%BC%91%E3%82%93%E3%81%A7%E3%82%82%E4%BB%95%E4%BA%8B%E3%81%8C%E5%9B%9E%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B-%E7%86%8A%E8%B0%B7-%E5%BE%B9-ebook/dp/B01DKGKULO/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=1E9Y1EGN3FJ2Z&dchild=1&keywords=%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E4%BA%BA%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9C+1%E5%B9%B4%E3%81%AB150%E6%97%A5%E4%BC%91%E3%82%93%E3%81%A7%E3%82%82%E4%BB%95%E4%BA%8B%E3%81%8C%E5%9B%9E%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B&qid=1588496843&sprefix=%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E4%BA%BA%E3%81%AF%2Caps%2C263&sr=8-1 


2020年2月26日水曜日

【感想】『なぜ生きる』を読んで

ブックオフでウロウロしていたところ、この本に出会いました。ちょうど私がこの本のタイトルと同じ気持ちを毎日思っていました。

「なぜ生きる」

この問に答えられず、

「生きることに意味はない」

と結論をこの本を読んでいても変わりませんでした。

しかし、この本は、社会に生きる人々の行動に対する背景を多々描くことがあります。
例えば、平成8年の女子高生の約4%が「どうせ私なんか」という自分に対する無価値感を感じております。そして、2,3万円で援助交際に走るということが書かれています。

今も、現状は変わらないと思います。

なぜ生きるのか、なぜ生きなければならないのか。

悩む人に一つの考えを提供する本だと思います。


『なぜ生きる』の購入先(Amazon)を下記に示します。
https://www.amazon.co.jp/%E3%81%AA%E3%81%9C%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B-%E6%98%8E%E6%A9%8B-%E5%A4%A7%E4%BA%8C/dp/4925253018/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=1KX5ZL0CYHQZT&keywords=%E3%81%AA%E3%81%9C%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B+%E6%9C%AC&qid=1582716272&sprefix=nazeikiru+%2Caps%2C261&sr=8-1

2020年2月24日月曜日

【感想】『あなたとわたしのドキュメンタリー』を読んで

「普通って何?」、「生きることはどういうことなのか?」、「幸せって何?」という問いに対して疑問を持つ方にこの本をおすすめします。
自分が歩む人生が周りの価値観に左右されて疲れるのはもう、うんざりだという著者の思いが感じられます。
死にたいと思ってきた著者が人生に、Yesと言い、生きることを選択した経緯が著されております。
この本の中の詩で衝撃をうけた文章を下記に示します。

水族館や遊園地で売っている体に悪そうな油の味がするポテトは憧れでした
100円と少しで買えるそれは、幸せな家族の象徴のようで
わたしには手に入らないものでした


『あなたとわたしのドキュメンタリー』、pp.26


「止まない雨はないよ」とか気候に例えられて余計にむかつくことも
許せない犯罪者が事件前に書き溜めていた言葉に共感する人の多さも
それを見て「これは自分だ…」と泣いてしまったことも


『あなたとわたしのドキュメンタリー』、pp.54


最近は、犯罪者の法廷での証言や、家庭環境などの情報を見ると、犯罪を犯すまでの要因が揃ってしまっている現実が有ることを実感しています。

もう、「運」だと思います。

「人生はプラマイゼロ」や、「人生山あり、谷あり」など人生は帳尻が合うような言われ方もしておりますが、今まで生きてきて私はそうであっても周りの人は、それに当てはまらない場合が多いような気がします。
これらの言葉を言う人は、自分の運の良さに気づいたほうが良いと思います。そこで、自分の運の良さを独り占めにするのか、そうしないのか、考えていただけるだけでも人間の寛容さを保てると思います。
正直なところ、こんなことを考えるだけでも「私の正義」が皆さんに働いて不快にさせているのも感じております。
うつ病になり、寛解しても、この3年間、現在でも、自暴自棄になり、虚無主義に取り憑かれております。
このブログで主義、主張を述べておりますが、全てに意味がないように思えて、無力感を感じております。
勉強すること、働くこと、全てなにもかも意味がないように思えて、気力がわきません。

人生に生きる意味はない

私が出した答えです。


 『あなたとわたしのドキュメンタリー』の購入先(Amazon)を下記に示します。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/4863852770/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o00_s00?ie=UTF8&psc=1











2020年1月26日日曜日

【感想】『よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話』を読んで

 この本は、エ○バの証人(かどうかは断定できない)の信者の娘の話です。彼女が、教団の中でどのように生きてきたか、苦しんできたかということが漫画で描かれております。現代社会のいわゆる「普通」に生きたかった彼女の人生が描かれており、最終的に教団から脱退します。しかし、教団から脱退した後は、「虚しい」という感情を持つようになります。私は、これが気になりました。嫌々ながらも信じていたものから解放されたが、「普通」に生きることにより虚無感を抱くのは、自分と似ている気がしました。私は、好んで「好きなことを仕事にして幸せになる」ことを選択し、それに執着してしまいうつ病になりました。死の淵まで見てきました。死の淵から帰ると、いつの間にか「好きなことを仕事にして幸せになる」ということが崩れ去り、虚無が横たわっていました。「この世界は幻で実態が無い。」仏教の教えを体感しました。もしかすると、著者は、信じていたものが崩れ去り、「何も無くなった」のではないかと思われます。他人の気持ちを理解することは完璧にできませんが、私が感じたことは一部当てはまる気がします。

『よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話』の購入先(Amazon)を下記に示します。
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%88%E3%81%8F%E5%AE%97%E6%95%99%E5%8B%A7%E8%AA%98%E3%81%AB%E6%9D%A5%E3%82%8B%E4%BA%BA%E3%81%AE%E5%AE%B6%E3%81%AB%E7%94%9F%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%81%9F%E5%AD%90%E3%81%AE%E8%A9%B1-%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%9E%E3%82%AC%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E3%81%84%E3%81%97%E3%81%84%E3%81%95%E3%82%84-ebook/dp/B077Z3RWPM/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=19B3E5BHX76RY&keywords=%E3%82%88%E3%81%8F%E5%AE%97%E6%95%99%E5%8B%A7%E8%AA%98%E3%81%AB%E6%9D%A5%E3%82%8B%E4%BA%BA%E3%81%AE%E5%AE%B6%E3%81%AB%E7%94%9F%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%81%9F%E5%AD%90%E3%81%AE%E8%A9%B1&qid=1580042202&sprefix=%E3%82%88%E3%81%8F%E5%AE%97%E6%95%99%E5%8B%A7%E8%AA%98%E3%81%AB%2Caps%2C267&sr=8-1

2020年1月13日月曜日

【感想】『老子』を読んで

 この本は、私にとって3冊目の人生のバイブルです。1冊目が、仏典で、2冊目が『いやな気分よ、さようなら』です。この3冊は互いに補完し合っており、私にとって生きやすくなる本です。老子の教えは、「無為自然に生きよ」です。自分ができることは限られており、無理せず水のように生きよということです。『老子』を読むと、「水」が多々散見されます。「上善如水(じょうぜんみずのごとし)」に表されるように、水のように生きることが善いことであると説いております。「なにごとも果敢に行動するものは殺される」という言葉は、衝撃を受けました。私が22歳まで向上心高く行動してきており、後にそれにより死の淵をさまよったことと一致しました。自分が歩んできた人生の経験が、わかりやすく明文化され、またそれ以上の教えも著されております。22歳の前半まで孔子のような考え方で生きてきて、22歳の後半から老子のような考え方になったことに気が付きました。孔子が開いた儒教は、私にとっては、人生を牢獄に自ら望んで押し込ませるような教えであり、自分を自分で殺す教えだと思いました。老子(道教の祖とされている)は、儒教を批判します。
 
 【孔子の教え(儒教)】
 1.親を敬いなさい。
 2.お年寄りを大事にしなさい。
 3.上下の秩序を守りなさい。(年齢など)
 など
 
 上記は、個人で思うことには自由ですが、他人に強要すると、悲惨です。また、個人で思い込むと、私のように抱えきれないほどのストレスによりうつ病になるかもしれません。
 
 【儒教の義務】
 
 1.親孝行をしなければならない。
 2.お年寄りを大事にしなければならない。
 3.年上を敬わなければならない。
 など
 
 日本を含む儒教圏の東アジアの国々は、この儒教の義務により余計なストレスを抱えていると思います。嫁姑問題や、人間関係のこじれ等、儒教の考え方による弊害は多いと思います。老子はこれらから開放されるような考え方を説いております。老子の考え方を6点紹介します。
 
 【老子の教え】
 1.無為自然な考え方が崩れると、徳が叫ばれる。徳がなくなると、仁愛が叫ばれる。仁愛がなくなると、社会正義が叫ばれる。社会正義がなくなると、礼が叫ばれる。
 2.知っていても、知らないふりをしろ。
 3.果敢に行動する者は、殺される。
 4.慈悲の心を持つ。慈悲の心を捨て、勇敢であろうとすると死ぬ。
 5.倹約をする。倹約をやめ、欲のまま、ほしいままにすると死ぬ。
 6.世の中の人々の先頭には立たない。人の後になることを捨てて先頭になろうとすると殺される。
 
 以上、老子の教えの一部でした。老子は、自分の考えを書にしたためるつもりが無いそうです。老子は、役人を辞め、城から去るところを門番に見つかってしまい、門番に請われ、乗っている水牛の上で約5000字の書を書き、山籠りをしたと言われております。ちなみに、孔子は、自分の考え方を売り込むために諸国の長に会うために奔走していたそうです。
 
 人生において生きることを選択したのであれば、「~しなければならない」ことを減らすために『老子』をおすすめします。生きることに執着することも実は老子の教えで咎められております。生きることに執着すれば、死ぬことになるとも説いております。「生きねばならない」こと以外の「~ねばならない」は、「無い」ということをこの本を読んだ者として強調します。
 少しでも皆様の「~ねばならない」を減らし、無理せずより良い人生を送っていただけるよう心から願っております。


『老子』の購入先(Amazon)は↓です。
https://www.amazon.co.jp/%E8%80%81%E5%AD%90-%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E6%96%87%E5%BA%AB/dp/4003320514/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E8%80%81%E5%AD%90&qid=1578845738&sr=8-1

この本を読むきっかけになった動画↓





























 

2020年1月2日木曜日

【感想】『ウォーレン・バフェット成功の名語録』を読んで

 この本は、世界一の投資家である著者のお金と人生に対する考え方が著された本です。投資の極意のようなものも著されておりますが、お金とどう付き合うかを考えさせられる本です。投資をするには、事業を買うと考え、論文を書かなければならない、と書かれております。投資する事業に関して論文として書くことができなければ、投資はやめたほうがよいと述べられております。論文を書くことで、投資で失敗しても次に活かすことができると述べられております。
 著者は、質素、倹約、社会貢献を大切にしております。老子、仏教(釈迦)、あるユダヤ人大富豪の教えと一致します。質素、倹約では、モノの価値以上のお金を支払わないことです。著者は、約500万円の車に乗り、約3000万円で購入した家に住み、着るスーツは、アルマーニ(イタリア製)ではなく中国製です。著者の倹約ぶりを下記のリンクに示します。

 https://www.businessinsider.jp/post-177372

 著者のお金と人生に対する考え方は、釈迦、老子、ユダヤ人大富豪の生活の考え方と似ており、うつ病を患ったことがある者としては心強く尊敬する生き方だと思います。無駄に働かず、必要な労働を行い、自分の時間を大切にする生き方を学びました。

下記にこの本の購入先(Amazon)のリンクを示します。
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%88-%E6%88%90%E5%8A%9F%E3%81%AE%E5%90%8D%E8%AA%9E%E9%8C%B2-%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%8C%E5%B0%8A%E6%95%AC%E3%81%99%E3%82%8B%E5%AE%9F%E6%A5%AD%E5%AE%B6%E3%80%81103%E3%81%AE%E8%A8%80%E8%91%89-PHP%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%A1%91%E5%8E%9F%E6%99%83%E5%BC%A5-ebook/dp/B00976FACQ/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%88%E6%88%90%E5%8A%9F%E3%81%AE%E5%90%8D%E8%AA%9E%E9%8C%B2&qid=1577960552&sr=8-1

【感想】『この地獄を生きるのだ』を読んで

 この本は、著者がブラック企業で働き、うつ病になり自殺未遂、失職、生活保護などからNPOで働くまでの道のりを描いた本です。印象に残ったのは、著者がうつ病になり生活保護を受給している期間です。社会的な弱者になれば、弱いところにつけこみ利用される構図が垣間見れた気がします。具体的には、向精神薬の宣伝のため病院から処方され、その薬の宣伝を行わなければならない著者が描かれております。著者は、なんとか時間の流れによって現状を打破しようともがいて、ついにNPO職員となります。ここで、生活保護から徐々に脱出していきます。生活保護から脱出し、著者自身でアパートを選ぶところが、「普通」と言われていることがいかに幸せなことかを実感させられます。働くことや住むところ、着るもの、食べるもの、つまり、衣食住を選べるということは、普通なことのように見えますが、いかに幸せなことかを訴え、実感させられます。この本は、人生において「生きる」という選択肢を取ったとき、生きる上での地獄、つまり、苦しみに寄り添いながら「普通」という価値観を疑い、考察します。そして、「幸せ」ということは何かということを考察し、我々一人一人がどのように生きるべきかを考える指針となる本です。

下記にこの本の購入先(Amazon)のリンクを示します。
https://www.amazon.co.jp/%E3%81%93%E3%81%AE%E5%9C%B0%E7%8D%84%E3%82%92%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%A0-%E3%81%86%E3%81%A4%E7%97%85%E3%80%81%E7%94%9F%E6%B4%BB%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E3%80%82%E6%AD%BB%E3%81%AD%E3%81%AA%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E7%A7%81%E3%81%8C%E3%80%8C%E5%86%8D%E7%94%9F%E3%80%8D%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%80%82-%E5%B0%8F%E6%9E%97%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%B3/dp/4781616089/ref=tmm_pap_swatch_0?_encoding=UTF8&qid=1577960051&sr=8-1