2019年11月11日月曜日

【感想】『死ぬんじゃねーぞ!!』を読んで

 この本は、タレントの中川翔子さんが学生時代にいじめに遭い、必死に生きてきて考えてきた過程を伺える本です。一番印象に残ったのは、「隣る人」です。中川さんが小学生時代からの友人が木村さんという方に救われたというお話で、「隣る人」が木村さんであるということでした。「隣る人」は、いじめられている人に対して、深入りせず、お節介を焼かず、ただ離れもせずという人です。もっと簡単な言葉で表すと、「ただ、一緒にいる人」です。いじめられていることにあれこれ詮索せず、ただ話をしたり、聞くことでいじめられている人に寄り添うということです。私は、「隣る人」のセクションで涙を流しながら読んでいました。
 私は、いじめる側の人間でありましたし、いじめられる側の人間でもありました。保育園にいたとき、ケント君という男の子がいました。ナヨナヨしていたところが気になっていたのでしょうか、私は、その子のことをいじめてしまいました。当時5歳(年中さん)でしたが、いじめた時の様子をはっきり覚えています。6歳(年長さん)のときに、転園しました。山奥の保育園で前の保育園より人数は3分の1ぐらいしかいませんでした。転園した直後に、私の振る舞いがあまりにも横柄だったのか、いじめに遭いました。いじめに遭ったとき、「はっ!」と自分の行動がいかに人に迷惑をかけているかを感じました。つまり、いじめの原因は「私」にあるということです。ここで、強調したいのは、その「原因」は、「悪い」という意味では使用しておりません。現在いじめられているお子さんは、自分に「原因」があるかもしれないと思ったら直してみるしかないです。無理なら、別の方法を考えてみてもよいかもしれません。別の道を探したり、自分の好きなことや得意なことに没頭してみたりしてもよいのです。実はこの本にもこのことが書いております。絶対に成功するとは保証はできませんが、行動してみてください。話はそれましたが、いじめに遭った私は、とにかく周りに合わせようとしました。しかし、もう手遅れでした。あるとき、母親に連れられて前の保育園に訪問する時がありました。訪問した際に、ケント君を見かけました。すると、ケント君から寄ってきて、私に握手してくれたのです。私は咄嗟に、「いじめててごめんね。今、ケント君の気持ちが分かるよ。本当にごめんね!」とケント君に泣きながら謝っていました。ケント君は、笑顔で、「いいよ。遊んでくれてありがとう!」と言ってくれました。私は、その場で泣き崩れまいと必死で耐えておりました。泣くことを我慢ができないくらい、ケント君の心の広さを感じました。私はずっと、「ごめんね。ごめんね。ごめんね。」と泣きながら謝っていました。許されるとは思っていませんが、当時の私は謝ることしかできませんでした。私が勝手に思っていることですが、ケント君の心の広さにより、私は縛られたような気がします。ケント君、ブログ上で申し訳ございませんが、末永く幸せに生きてください。心より、応援しております。
 小学生時代は、保育園のほとんどのメンバがクラスメイトになりました。小学生時代の私は、運が良くクラスの中で1,2を争うほど勉強の成績が良かったです。そのせいか、今までいじめてきた人が急に、いじめてきませんでした。友達もできて、いじめられる不安もありながら小学生時代を過ごしました。小学生時代はいつ自分がいじめのターゲットにされるかビクビクしており、何か粋がったことを言えばいじめの標的になるほどの状況でした。まるで、人間関係という名の地雷原を歩いているようでした。私は、必死で目立たないようにしておりました。自分の存在を消すように息を潜めて生活しておりました。すると、別の人がターゲットにされることがありました。今でも覚えているのですが、小学校6年生のときに女子や一部の男子の間でいじめられている女の子がいました。私にとって、その女の子(Kさん)は自分の家に遊びにたまに来てくれるくらいの方で、何が原因でいじめられているのか全くわかりませんでした。たまに、一緒に遊ぶこともありました。しかし、私は頭が良くなかったせいか、学校の間は、あまり関わりを持とうという積極的な行動を取ることができなかったです。どうしても、過去のトラウマや経験により、目立たないようにコウモリになるしかありませんでした。Kさんをクラスの中で救えなかったことが後悔です。この本を読んで、「隣る人」になればよかったと思います。深入りせず、且つ離れすぎないように、学校外でも良かったので話を聞くだけでも良かったと思います。小学校6年生のとき、私は、地元の公立中学に進学すれば、いじめの標的になると確信したので、中学受験をしました。運良く幸いにも、合格することができました。2つの町が離れるほどで、電車で20分、通学時間が30分の中高一貫校に通うことになりました。そこは、私にとっていじめが吹き荒れない天国でした。成績戦争はありましたが、男子は優しい人が多かったです。しかし、小学生時代の友達からKさんのことを聞くと、あまり良い話を聞くことはできませんでした。中学2年の部活帰りに駅で、ばったり偶然にもKさんと会うことがありました。そのとき、Kさんから、「Gちゃん(わたしのニックネームの伏せ字版)久しぶり~、元気?」と笑顔で声をかけてくれました。そのとき感じたことは、少なくとも自分は小学生時代にいじめている側の人間とは思われていないようだということです。そのときは、ホッとしました。こんな自分でも声をかけてくれたのだと思いました。
 
 中川翔子さんの『死ぬんじゃねーぞ!!』という本は、いじめられている人、または、いじめられている人の支えになりたい人向けの本だと思います。社会人になっても人間関係は難しいですが、この本は人生を歩む上での大切なピースを持っています。ぜひ、この本をより多くの苦しんでいる方、悩んでおられる方に読んでいただければ幸いです。




 中川翔子さんの著書『死ぬんじゃねーぞ!!』は、下記のリンク(Amazon)で購入できます。

https://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E6%AD%BB%E3%81%AC%E3%82%93%E3%81%98%E3%82%83%E3%81%AD%E3%83%BC%E3%81%9E-%E3%80%8D-%E3%81%84%E3%81%98%E3%82%81%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E5%90%9B%E3%81%AF%E3%82%BC%E3%83%83%E3%82%BF%E3%82%A4%E6%82%AA%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%81%84-%E4%B8%AD%E5%B7%9D-%E7%BF%94%E5%AD%90/dp/4163910727/ref=sr_1_2?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E6%AD%BB%E3%81%AC%E3%82%93%E3%81%98%E3%82%83%E3%81%AD%E3%83%BC%E3%81%9E&qid=1573478325&sr=8-2
 



2019年11月10日日曜日

【感想】『EQ2.0』を読んで

 この本は、自分のEQ(心の知能指数)を測定することができ、EQを向上させるための方法について記されております。世の中で経済的に成功している人は、EQが高いという傾向があり、IQではないということも記されております。今までEQに関して、感受性が高い人がEQが高いという印象がありましたが、全く違うことでした。この本において、EQとは何かから説明されており、EQの定義を明確に把握することができました。EQとは、自分自身と他者の心の動きに気づき、それを理解する力です。また、その気付きを用いて自分自身の行動及び人間関係を上手に管理し、制御するということです。この本の付録である、EQを測定するテストを行い、結果を見ました。結果は、全体的に平均より高い結果でした。しかし、私の結果に偏りがある項目があり、自己管理能力と人間関係管理力を高める必要があるとの診断を受けました。私が印象に残った自己管理能力及び人間関係管理力を高める方法を下記に示します。

1.自己管理能力を高める方法
(1)感情と理性のリストを作る。(『いやな気分よ、さようなら』で紹介されている認知行動療法で対応済み。)
(2)独り言をコントロールする。(例えば、「絶対に~せねばならない」など全か無思考、つまり完璧主義の言葉を使わないようにする。)
(3)変化がすぐそこまできていることを認める。(『いやな気分よ、さようなら』で紹介されている認知行動療法で対応済み。)

2.人間関係管理力
(1)自分なりの自然なコミュニケーションのスタイルを磨く。(紙を用意し、一番上に自分が他人からよく言われること、左側に自分のコミュニケーションスタイルの長所、右側に短所、勘違い、トラブルを書く。コミュニケーションを改善するために、3つの長所を使うことを決め、3つの短所の改善方法を考える。よくわからないなら周りの人に聞くと良い。)

3.備忘録として書きますが、社会的認識力を高める方法(いいなあ~と思ったので)
(1)15分の旅に出る。(職場をぶらぶら歩き、ただ観察する。何か気づくことがあるかも。)

下記に『EQ2.0』へのリンク(Amazon)を示します。
https://www.amazon.co.jp/EQ-2-0-%E3%80%8C%E5%BF%83%E3%81%AE%E7%9F%A5%E8%83%BD%E6%8C%87%E6%95%B0%E3%80%8D%E3%82%92%E9%AB%98%E3%82%81%E3%82%8B66%E3%81%AE%E3%83%86%E3%82%AF%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF-%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%99%E3%83%AA%E3%83%BC/dp/4865641491/ref=sr_1_2?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=EQ2.0&qid=1573387826&sr=8-2




2019年10月18日金曜日

【感想】『学校の「当たり前」をやめた。』を読んで

この本を一言でまとめるならば、「目的意識を持って行動を続けてください」です。この本は、学校が目的意識を持たず、手段にこだわっているということを指摘しています。この本を読んだ印象は、目的を明確にして自分が行っている行動は目的に沿ったものであるかを考えながら行動すべきであると主張しているように思いました。目的意識を持つことを軸とし、他者との議論を含むコミュニケーションをより深く多くすることで自分で考える人間を育てるという著者の強い意志に共感できました。私の小学校時代は、いじめが吹き荒れるクラスであり、いつ自分が標的となってもおかしくない状況にありました。正直なところいじめ自体は人間的な視点で見ると悪いことですが、自然界の摂理のように思います。メダカでもいじめが発生するぐらいなのですから。問題は、先生の対応です。いじめはだめだと教えますが、なぜいじめたのかということを考えさせず一方的に叱り飛ばすということを目の当たりにしてきました。小学生の頭でも理屈は理解できます。いじめた側の言い分や他の生徒の言い分を聞いて話し合って議論すべきだと思います。このような経験から私は先生をいじめ問題で信じることはできませんでした。少し話はそれましたが、この本では、生徒本人ではない問題から発生する問題など学校の課題ではない課題も学校の先生の課題として取り上げられる今日に関して記述されております。目的に沿って、学校の先生の責任範囲を明確にし、することしないことを明確にし行動することの重要性を説いています。しないことは学校外の方に協力していただくということも記述されております。私はこの本を読んで、私の学校の先生の行動が先生自身の目的に沿っていないことを再確認できました。また、自分に置き換えると、目的意識を持たないと無駄な仕事に資源を取られ、周りの人に迷惑をかけるということを勉強させられました。

『学校の「当たり前」をやめた。』は下記のURLから購入できます。
https://www.amazon.co.jp/%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E3%81%AE%E3%80%8C%E5%BD%93%E3%81%9F%E3%82%8A%E5%89%8D%E3%80%8D%E3%82%92%E3%82%84%E3%82%81%E3%81%9F%E3%80%82-%E2%80%95-%E7%94%9F%E5%BE%92%E3%82%82%E6%95%99%E5%B8%AB%E3%82%82%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8B-%E5%85%AC%E7%AB%8B%E5%90%8D%E9%96%80%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E9%95%B7%E3%81%AE%E6%94%B9%E9%9D%A9/dp/4788715945/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=17X6R1L7DUK9F&keywords=%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E3%81%AE%E5%BD%93%E3%81%9F%E3%82%8A%E5%89%8D%E3%82%92%E3%82%84%E3%82%81%E3%81%9F&qid=1571400256&sprefix=%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E3%81%AE%2Caps%2C272&sr=8-1

2019年9月7日土曜日

【感想】『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』を読んで

 ミニマリストになることで資本主義社会の奴隷にならなくて済むことをこの本を通して知ることができました。また、お金やモノ、価値観、欲への執着を断つことは難しいですが、減らすことはできます。著者は、ミニマリストは、幸せになる手段であって目的ではないと主張しています。私は、ミニマリストになることを目的としていたため、危うく「ミニマリストにならなければならない」という執着が生まれるところでした。
著者が紹介していたモノを捨てる際になかなか捨てられないときにやるべき行動の中で特に印象に残ったものを下記に示します。
  1. 手放しづらいモノは、写真に撮る。
  2.  手放すときに「クリエイティブ」にならない。すぐに捨てよう! クッキーの空き缶を薬箱として再利用しようと思ってもすぐ捨てよう!
  3. 人からプレゼントされたモノを捨てる際には、「俺は今まで送ったプレゼントの個数を覚えているのか。」と思ってみる。もし、プレゼントがないことにより、友人と関係が悪くなったら、プレゼントに執着する友人のことは忘れて距離を置いといたほうが良い。
  4. レンタルできるモノは、レンタルする。
  5. 安いという理由で買わない。タダという理由で貰わない。モノが部屋のスペースを占有したら、モノのスペースに対して、お金を払っていることになるから。
  6. 防災用品だけは、絶対に必要なモノである。

この本の購入先を↓に示します。
https://www.amazon.co.jp/%E3%81%BC%E3%81%8F%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AB%E3%80%81%E3%82%82%E3%81%86%E3%83%A2%E3%83%8E%E3%81%AF%E5%BF%85%E8%A6%81%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%82-%E6%96%AD%E6%8D%A8%E9%9B%A2%E3%81%8B%E3%82%89%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%B8-%E4%BD%90%E3%80%85%E6%9C%A8-%E5%85%B8%E5%A3%AB/dp/4847093461/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=3IWBNS36W5MML&keywords=%E3%81%BC%E3%81%8F%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AB+%E3%82%82%E3%81%86%E3%83%A2%E3%83%8E%E3%81%AF%E5%BF%85%E8%A6%81%E3%81%AA%E3%81%84&qid=1567785717&s=gateway&sprefix=%E3%81%BC%E3%81%8F%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AB%2Caps%2C252&sr=8-1

うつ病が治った!!

 報告が遅れましたが、1ヶ月前にうつ病が治りました!!医者からもう来なくていいと言われました!!長かった2年間…。考え方はすっかりうつ病を患う前と比べて180度変わりました。具体的には、夢や希望を追わず、執着せずできることを着実に行動することになりました。目指す人物像は、ミニマリストです。

2019年2月28日木曜日

【感想】『パーソナリティ障害』を読んで

 後輩のすすめでこの本を手に取りました。自分が鬱病を患ったのはもしかしたら、パーソナリティによるものかもしれないと思い購入しました。
 内容は、10種類のパーソナリティ障害について解説されております。自分がパーソナリティ障害であるときにどのように対応していけばよいのかということも書かれております。また、パーソナリティ障害の方にどのように接していけばよいのかということも書かれております。また、付録に診断テストが掲載されており、自分のパーソナリティをチェックすることができます。
 この本を読んで思ったことは、パーソナリティ障害を抱えてもその障害に対する対応をとっていくことで、現在の状況を変えていけるということです。自分のペースで無理せず行動し続けていくことが重要だと思いました。

『パーソナリティ障害』のリンクは↓です。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0081BBEY6/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

2019年2月23日土曜日

【感想】『絶望の隣は希望です!』を読んで

 著者は、アンパンマンの作者である、やなせたかし氏です。アニメのアンパンマンで流れるアンパンマンマーチの裏側には著者の壮絶な苦労が隠されています。生まれてからの生活や、日中戦争時代のお話、アンパンマンができるまでの仕事の様子などが描かれています。この本のメッセージは、絶望している人に対して、諦めず、一歩でも半歩でも歩みを進めることで絶望から抜け出せるということです。
 正直なところ、私の個人的な意見ですが、諦めることも時には必要だと思います。自殺に追い込まれる程の人に対して、「諦めるな」と言うことは、あまりにも酷なことではないかと思います。死にたいほどつらく、自殺したいと思って、逃げられる状況があるのであれば、諦めることも選択肢に入れても良いのではないかと思います。
 この本は、挫折した人に対しては、良い助言を与えるものだと思います。挫けて物事を諦めそう、しかし、自殺する程追い込まれていない人にとっては、「絶望の隣は希望です!」と言えるのではないかと思います。

『絶望の隣は希望です!』のリンクは↓です。
https://www.amazon.co.jp/%E7%B5%B6%E6%9C%9B%E3%81%AE%E9%9A%A3%E3%81%AF%E5%B8%8C%E6%9C%9B%E3%81%A7%E3%81%99%EF%BC%81-%E3%82%84%E3%81%AA%E3%81%9B-%E3%81%9F%E3%81%8B%E3%81%97/dp/4093881979

2019年2月16日土曜日

【感想】『民間防衛』を読んで

Youtubeを見ていて、KAZUYAさんが「今の日本にはこれが必要だ!」と紹介された本が『民間防衛』です。

この本は主に、スイス政府がスイス国民に対し敵国からの攻撃に対しどのように準備、対策、対応していくかということに関して書かれた本です。例えば、敵からの核攻撃や、新聞などのメディアによる隠れた洗脳工作に対してどのように対応していけばよいのかということが書かれております。
スイスの永世中立国のイメージが我が国では強いと思われますが、スイスは平和を維持するために危機管理を行っております。我が国は平和ボケとよく言われることが多いような気がしますが、『民間防衛』に書かれているように平和を維持するための準備を国民一人ひとりが意識する必要があると思いました。

『民間防衛』のリンクは↓です。
https://www.amazon.co.jp/%E6%B0%91%E9%96%93%E9%98%B2%E8%A1%9B%E3%83%BC%E3%81%82%E3%82%89%E3%82%86%E3%82%8B%E5%8D%B1%E9%99%BA%E3%81%8B%E3%82%89%E8%BA%AB%E3%82%92%E3%81%BE%E3%82%82%E3%82%8B-%E5%8E%9F%E6%9B%B8%E6%88%BF%E7%B7%A8%E9%9B%86%E9%83%A8/dp/4562036672

g++でスタックサイズの変更

C++での動的確保はやはり遅いですね。スタック領域をコンパイル側で増やすことで一気に必要なメモリ空間を確保しようと思います。静的確保を一気にやるということですね。

g++のオプションである、-Wl,--stack を用います。
やり方としては、

-Wl,--stack,スタックサイズ(Byte)

をオプションとして記述すればOKです。

<具体例>
-Wl,--stack,500485760

あまり、スタックサイズを大きくしすぎると、コンパイラ側からエラーが吐かれたりします。また、例え、コンパイルが成功しても実行されないということが起きます。環境を考慮してスタックサイズを指定するのが良いと思います。



変数のデータ型を変えることで高速化ができた

マンデルブロ集合の並列計算を行う際に、今まで、C++でlong double型を採用してきましたが、float型にしてみました。精度は落ちますが、long double型ほどの精度は必要とはしない計算なのでfloat型にしてみました。

実際に実行時間を計測した結果を紛失してしまったためここに記載することはできませんが、long double型からfloat型に変更した結果、約10倍早くなりました。

よって、実行時間が10分の1になりました。当初の最適化オプション無し、long double型でコンパイルした実行可能ファイルを用いて実行した結果より、最適化オプション有り、float型でコンパイルした実行可能ファイルを用いて実行した結果の方が、約20倍早くなるという結果でした。

ちなみに、float型をdouble型にしても、実行時間はあまり変わりませんでした。精度を良くしたいならば、double型を用いても良いと思います。

OpenMPについて

g++でマンデルブロ集合の並列計算にライブラリであるOpenMPを使用しているため、オプションに

-fopenmp

を付け足します。

このようにすることで、g++でOpenMPを利用できます。これができれば、並列計算が可能となり、フルコアでマルチスレッドプログラミングが可能となります。

g++の最適化オプションについて

マンデルブロ集合の計算を行う際に、最適化オプションについて調べてみました。今まで、最適化オプションを使用しておらず計算機実験を行っていました。
g++の最適化オプションは、

-O3

を使用しました。

実行結果は、最適化オプションである-O3は最適化オプションなしに比べて約倍ほど計算速度が早くなりました。

2019年2月15日金曜日

【感想】『発達障害』を読んで

鬱病を患ったことをきっかけに『発達障害』を読むことになりました。自分がなぜ鬱病になったのかということについて考えたときに自分はもしかしたら発達障害なのではないかと思いまして、この本を取りました。

この本の内容ですが、主にASD(自閉症スペクトラム障害)とADHD(注意欠如多動性障害)について書かれております。症例や診断基準が紹介されており、専門機関への橋渡しになる本だと思います。いくらかの実際の具体例が多い本です。軽度から重度までの具体例が紹介されており、また、有名人を引き合いに出し、発達障害かどうかということが検証されています。個人的に感じたのが、どのように障害を乗り越えるかということについてはあまり深く言及されていないと感じました。主に、専門外来を受診し、診断を受けることで投薬治療や支援機関でのデイケアについて紹介されておりました。この本は、主にASDやADHDがどのようなもので、どのような影響があるかということを知る上では良い本なのではないかと思いました。

『発達障害』のリンクは↓に貼っておきます。
https://www.amazon.co.jp/%E7%99%BA%E9%81%94%E9%9A%9C%E5%AE%B3-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E5%B2%A9%E6%B3%A2-%E6%98%8E/dp/4166611232/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1550240949&sr=8-1&keywords=%E7%99%BA%E9%81%94%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E3%80%80%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E6%98%8E

2019年1月27日日曜日

うつ病を患いました(でも今は回復期)

こんにちは.私,実は2年前から鬱病を患っていました.きっかけは,大学4年時の研究室の激務でした.詳細については,以下にリンクを貼りましたので御覧ください.
ハンドルネームは,"TJJ"です.タイトルは,「適応障害を患って」です.
http://www.edp.to/lib/nenkan2017.pdf
私は,最初に「適応障害」と診断されていたみたいなのですが,大学病院に通院するなかで,「うつ病」に名前が切り替わりました.2018年度版のEDPの年間にも2018年に私が鬱病で経験したことが書かれております.まだ,公開されていないみたいですが….公開されたら同じハンドルネームで,タイトルは,「鬱病を患って」です.
公開されたら御覧ください.もしかしたら,鬱病でお悩みの方が私の記事をご覧になっているかもしれません.もしそうであるならば,微力ですが皆様の一助になれば幸いです.

【感想】『アウトプット大全』を読んで

『アウトプット大全』を読むまでは,勉強とは入力をただすれば良いと思っていました.しかし,この本では「アウトプット(出力)」こそが学習において重要であると説いています.なんと,インプット(入力)とアウトプット(出力)の黄金比は,3:7であると書かれてあります.つまり,教科書を3時間読んで,問題集を7時間解くことで自分の知識が定着するということなのです.ただ,4:6でも良いそうです.理想は,3:7だそうです.私は,基本情報技術者試験に合格しましたが,落ちたときは,インプット:アウトプット=7:3で落ちたような気がします.合格したときは,辛うじて,1:1になったと思います.今後は,資格試験の勉強を行うときは,まず,4:6で勉強して,3:7に移行しようかと思います.

『アウトプット大全』のリンクを貼っときます↓
https://www.amazon.co.jp/%E5%AD%A6%E3%81%B3%E3%82%92%E7%B5%90%E6%9E%9C%E3%81%AB%E5%A4%89%E3%81%88%E3%82%8B%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%83%E3%83%88%E5%A4%A7%E5%85%A8-Sanctuary-books-%E6%A8%BA%E6%B2%A2%E7%B4%AB%E8%8B%91/dp/4801400558/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1548563052&sr=1-1&keywords=%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%83%E3%83%88%E5%A4%A7%E5%85%A8