2020年2月24日月曜日

【感想】『あなたとわたしのドキュメンタリー』を読んで

「普通って何?」、「生きることはどういうことなのか?」、「幸せって何?」という問いに対して疑問を持つ方にこの本をおすすめします。
自分が歩む人生が周りの価値観に左右されて疲れるのはもう、うんざりだという著者の思いが感じられます。
死にたいと思ってきた著者が人生に、Yesと言い、生きることを選択した経緯が著されております。
この本の中の詩で衝撃をうけた文章を下記に示します。

水族館や遊園地で売っている体に悪そうな油の味がするポテトは憧れでした
100円と少しで買えるそれは、幸せな家族の象徴のようで
わたしには手に入らないものでした


『あなたとわたしのドキュメンタリー』、pp.26


「止まない雨はないよ」とか気候に例えられて余計にむかつくことも
許せない犯罪者が事件前に書き溜めていた言葉に共感する人の多さも
それを見て「これは自分だ…」と泣いてしまったことも


『あなたとわたしのドキュメンタリー』、pp.54


最近は、犯罪者の法廷での証言や、家庭環境などの情報を見ると、犯罪を犯すまでの要因が揃ってしまっている現実が有ることを実感しています。

もう、「運」だと思います。

「人生はプラマイゼロ」や、「人生山あり、谷あり」など人生は帳尻が合うような言われ方もしておりますが、今まで生きてきて私はそうであっても周りの人は、それに当てはまらない場合が多いような気がします。
これらの言葉を言う人は、自分の運の良さに気づいたほうが良いと思います。そこで、自分の運の良さを独り占めにするのか、そうしないのか、考えていただけるだけでも人間の寛容さを保てると思います。
正直なところ、こんなことを考えるだけでも「私の正義」が皆さんに働いて不快にさせているのも感じております。
うつ病になり、寛解しても、この3年間、現在でも、自暴自棄になり、虚無主義に取り憑かれております。
このブログで主義、主張を述べておりますが、全てに意味がないように思えて、無力感を感じております。
勉強すること、働くこと、全てなにもかも意味がないように思えて、気力がわきません。

人生に生きる意味はない

私が出した答えです。


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