本書は、できるだけ努力せず、幸福度を人生において最大化することを目的とした本です。
アリストテレスの考え方(問答法)や老子の無為自然の考え方を実践的な行動で具体化されております。
心に響いた言葉を1~6に示します。
1.「人間の努力はほぼ無意味だ。」という結論から考え、行動する。
2.前提を疑う。
3.プライドを守るのが強者の論理なら、権利を守るのが弱者の論理である。
自分の住んでいる地域の、社会資源をフル活用する。
例えば、制度や法律を調査し、使えるものは使う。(生活保護、支援金など)
4.「それは修復可能か。」
例えば、徹夜つづきでうつ病になり、脳の神経回路が二度と
正常に戻らないなら不幸とする。
修復、回復可能であるように行動する。例えば、睡眠を十分にとるなど。
また、後に経験または手に入れられるものであれば、
自分の人生の幸せ(私の場合は、人間の3大欲求:食欲、睡眠欲、性欲)を
踏まえると、優先度が低いものは、今は、とらないとする。(後回しにする。)
5.「これ、高校生でもできるんじゃない。」
仕事をしていて思うことは、マニュアルがあれば、
大卒でなくてもできるとが約8割だと思います。
つまり、「大卒」というプライドを持つことは、ナンセンスだと思います。
私は、院卒(修士)ですが、やはり、自分が高校生であってもできる仕事が
約8割だと思います。
6.自分は先輩に歯向かえるか。
私の生育環境、部活がバドミントンであることから、難しいことだと思います。
しかし、我が国のような島国であれば、権威主義のほうが生きるのにうまくいく
事が多い気がします。島国の限られた資源を分配する権利を持つことは、
権力であるので、それに従ったほうが楽だと思います。
大陸は、そうではないそうです。権威主義的な傾向はないそうです。
著者も無理に、権威に歯向かう必要はないと言っています。
著者は、プロニートのPha氏と似た考え方だと思います。インターネットによって、
人生を謳歌しているように思われます。
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