2020年5月3日日曜日
【感想】『ニッポン制服百年史』を読んで
本書は、「制服」というものが日本でどのように普及したのかを紐解いていきます。
時代は明治時代から現代までのお話になります。
私としては、本書は、ただ楽しんで興味本位で購入したものなので、熱く語ることはしません。
ご了承ください。
さて、本書に関してですが、私のような地方出身の人間からすると、東京の女子校の様子が垣間見えます。
どの学校が、お嬢様学校で、どの学校が制服により、ブランド力を上げたのかも解説されております。
私としては、戦後の制服の動向が、生々しく書かれており、学校と生徒、親御さんの意見を取り入れた流れが興味深いと感じております。
私の学生時代(中学・高校の中高一貫時代)は、制服の着崩しが流行っており、腰パンやミニスカが流行っていた印象(興味なかったので古い言い回し)がありました。
もうすでに、東京ではこのような流行は廃れており、私の地元では頑なに自分のスタイルとして制服をあたかも流行っているように振る舞う人が散見されました。
正直な感想として、見ていて痛々しいと感じていました。
私たちは「21世紀」の人間なのに…。
20世紀のファッションでイキっていた人は、見ていて辛いです。
「個性」であればよいのですが、「流行」を意識しているようでなお辛いです。
時代を風靡した「ルーズソックス」、「ヤマンバギャル」、「ガングロ」など起源や歴史が書かれております。
一体あの現象は何だったのか、と感じている方は、本書をおすすめします。
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